第四期 「ながの視察団 平成の咸臨丸」の修了式が開催されました。

(2015.12.21)

2015年12月20日(日)、長野市で第四期「ながの視察団 平成の咸臨丸」の修了式が行われました。
第四期も、10名全員が1年4か月の研修期間を終え、晴れやかに参加しました。
 財団事務局の司会のもとに、まずは渡邉一正理事長、その後青木擴憲名誉会長のご挨拶がありました。

 この修了式には2名の方が、特別にご来賓としてお越しいただきました。お1人は第三期の研修生がお会いした当時は防衛大臣として執務にあたられていた小野寺五典衆議院議員。宮城県気仙沼のご出身で、2011年3月の東日本大震災では小野寺様の自宅や実家も全壊。当時の被災者の方々への支援のあり方や復興のための施策について、どのようにしてリーダーシップを発揮されたか、あるいは発揮しようとしてもできないさまざまな要因があったかという経験をお話しくださいました。

 もうお1人は、元杉並区長で現在は自民党参議院議員全国区支部長である山田宏様。山田様は、杉並区長として健全な杉並区経営をするための新しい施策を打ち出し実行したときのお話しをしてくださいました。そのお話しをききながら、日本をリードしていくためには、強い信念と責任感を持ち、その信念にもとづきもっとも重要であると信じることを実行する決断力が大切であることを改めて実感しました。

 

「ながの視察団 平成の咸臨丸」プログラムの目標は、研修生が、将来の総理大臣になること、日本のリーダーになることです。そのために、毎月1回集まって研修を実施し、1年4か月の期間中に英国とアメリカ合衆国の海外視察研修、また、東京外国語大学、JAXA、British School in Tokyoの訪問など、多くの経験をしました。

第四期の研修生10名は、ひとりひとりがこの1年4か月の研修から学んだこと、将来どのように活かしていくかという自分の目標を発表しました。

その後、5名ずつの2チームで検討した課題を発表しました。
その課題は、研修の中で「日本の現状をどうとらえるか」という話し合いをしたあと、「何に取り組みたいか」というテーマで話し合い、そこで出てきた12項目の中からふたつ選んだ課題です。それを2チームに分かれて約1か月、それぞれのチームで対策を検討し、パワーポイントにまとめたものを20分で発表しました。
ひとつの課題は「国民の政治への関心を高める」。もうひとつの課題は「世界中の子供たちすべてが初等教育を受けられるようにする」。
現状をデータでとらえ、自分たちの認識を出し合って、最後は柔軟なアイディアを出していました。すぐに実現できる対策ではないかもしれませんが、「ながの視察団 平成の咸臨丸」を修了するにあたり、貴重な課題討議を経験できたという感想が多くありました。

第四期「修了式」には、第一期、第二期、第三期の卒業生も駆け付けてくれました。「修了式」のあとの「懇親会」で、「咸臨丸」後の「いま」を話し、第四期の研修生にエールを送っていました!

最後は、第四期の研修生10名から、青木擴憲名誉会長にお礼の色紙を贈りました。
色紙を手渡しされた時の青木名誉会長も嬉しそうでした!!

第四期「ながの視察団 平成の咸臨丸」の10名の研修生のみなさん、最後まで本当によく頑張りました!世界でもユニークなこの事業での経験から学んだことを、それぞれの進む道で活かしてください。
第五期が始まる新しい年では、みなさんは先輩です。後輩のひとたちの道しるべとなるよう、高い志を持って進んでください。
研修生のご家族のみなさま、ご協力ご支援、ありがとうございました。

以上を持ちまして、第四期「ながの視察団 平成の咸臨丸」の活動レポートを終了いたします。