第11回ワークショップが7月21日(日)に長野市で開催されました。
今日のワークショップは特別な内容となりました。10時から12時の午前中は、阿部守一長野県知事との対話会です。
9時15分集合でしたが、何人かのCREWの皆さんは早目に来て準備を行いました。
10時5分前には、阿部知事がいらっしゃいました。対話会は2つのテーマで進行しました。
テーマ1:我が国が抱える課題に対し求められる政策のプレゼンテーション。
テーマ2:2050年の長野県の姿、求められる政策についてのディスカッション。
まずはテーマ1。ここでは今までグループごとに検討してきた政策内容を、知事に向けてプレゼンテーションを行いました。
3つの政策は、1)観光業のグローバル化、2)半導体産業の再生、3)移民の受け入れです。知事は時折メモをとりながら、熱心に耳を傾けてくださいました。3グループのプレゼンテーションの後は、知事からのフィードバック。長野県の政策や事例を紹介していただきながらのコメントとアドバイス。県の行政のトップの言葉は、刺激的であり的確、今後さらに政策を詰めていくうえでとても参考になりました。
その後休憩を取りましたが、知事自らCREWに話しかけていただき、そこからまたディスカッション。今まで多少緊張気味であったCREWも、一気に緊張がとけ知事に対して質問攻めでした。
そしてテーマ2。知事は今「2050年の長野県の姿」をテーマに、高校生や大学生、さらに若い社会人との対話会を開催しているそうで、その一環として咸臨丸でもこのテーマでディスカッションを行い発表することになりました。
ここでも3つのカテゴリーに分かれました。
3つのカテゴリーは、1)社会インフラの充実、2)経済・地域産業の振興、3)教育・子育て支援の充実、です。各グループで40分間のディスカッション。知事は各グループにオブザーバとしてご参加いただきました。その後、模造紙にポイントをまとめ各グループのリーダーが知事に向けて発表しました。その発表に関しても、知事は長野県の現状を説明しながら、コメントしていただきました。
ディスカッションが白熱したせいか、終了時間がかなりオーバーしてしまいましたが、最後に知事から2つの言葉をいただきました。
1つは、パーソナルコンピューターの父と言われるアメリカのアラン・ケイの言葉。
“The best way to predict the future is to invent it.”
もう1つは、中国の故事から、「人間万事塞翁が馬」
阿部知事、本当に本当に貴重な機会ありがとうございました。
あるCREWは、「若者として負けていられない」と思ったそうです。この経験をぜひ今後に活かしていきましょうね。
昼食の後は、午前中の振り返り。各グループで話し合いました。
そして英語のレッスンです。皆さん、午前中の緊張と昨夜も夜遅くまで準備していたようで少し眠そうです。まずは体をリフレッシュすることからスタートです。
その後は何故ディベートを練習するのか?と実際の英語ディベートです。
今日のお題は ”The Japanese government should allow dual-citizenship?”
「日本政府は二重国籍を認めるべきか」日本語で、ディベートしても難しい課題です。とは言え事前に検討してきた成果や、少しずつ慣れてきたのか、皆さんスムーズに実施することができました。
今日は本当に貴重な経験をすることができました。
次回お会いするのは、海外研修の出発当日です。
コロナやそして熱中症には気を付けてお過ごしください。