第7期「ながの視察団 AOKI咸臨丸」石垣島視察研修が行われました。(4日目・5日目)

(2022.03.29)

3月29日(火)

【中山石垣市長との面談】

午前中は地方行政のトップでもある中山石垣市長との面談です。
昨年11月に完成したばかりの石垣市新庁舎に向かいました。
新庁舎は世界的に有名な隈研吾氏の設計提案を採用しています。
石垣や赤瓦の屋根など沖縄らしさを感じる建物でした。

地方行政のトップの方との面談は初めて。CREWも緊張していたようです。
中山市長はとても親しみやすくかつ真剣にお話しをしてくださいました。

市長は2月27日に4期目当選をされたばかり。
コロナ禍で観光客も減少し、落ち込んだ経済をスピード感持って取り戻す、
と強い覚悟をもって様々な政策を行っているそうです。

SDGs未来都市でもある石垣島。
中山市長のおっしゃっていた「子供時代の生活がSDGsそのもの」という言葉が印象的でした。
また、沖縄県那覇市までは約400㎞ありますが、台湾からは200㎞に位置する石垣島。
日本の国土を守ることがいかに重要かという防衛問題についても熱く語ってくださいました。

CREWから活発な質問もあり、予定時間を少し超えてしまいました。
中山市長、本当にありがとうございました。

 

【ユーグレナ生産技術研究所訪問と出雲社長講演】
13時30分に起業家チームのメンバーと合流し、石垣島を少しだけ観光して、
ミドリムシで有名な株式会社ユーグレナの生産技術研究所を訪問しました。

生産技術開発部部長の中野様から、ユーグレナ様の会社概要や目指す姿、
SDGsなどの説明を受けました。
なぜ石垣島でミドリムシの培養の地として選ばれたのか、
それは「温度・光・水」だそうです。

説明後は、屋外および屋内の施設を案内してくださいました。

 

そして出雲社長の講義。

起業家メンバーにとってもあこがれの人。
咸臨丸CREWは事前に出雲社長の著書を読んできました。
また、ミドリムシの研究をしているCREWもいましたので、
全員目を輝かせて出雲社長のお話しに聞き入っていました。

出雲社長自らユーグレナにかける思い、
その源泉となった経緯などを熱く語られ、
講義終了後は全員、言葉も出ないほど感動していました。

 

誰もが経験したことないほど変化のスピードが速い今、
ベンチャー、イノベーション、リーダーが大切。

リーダーにとって必要な事は
①1番にこだわる 
②たとえ成功率が1%でも継続すること

試行回数×科学技術=イノベーション
出雲様の実体験にもとづく貴重なお言葉が心に響きました。

 

では、「どうしたら続けられるか」
それはメンターとアンカー。

出雲社長のメンターはバングラディッシュで出会ったグラミーバンク創設者のムハマド・ユヌス先生、
アンカーは先生からいただいたTシャツだそうです。

この2つがそろえば何回でも努力できる、とのことです。

※写真撮影の際のみ、マスクを外しております。

場所を変えた食事会では、CREWの質問を全て聞かれた上で、質問そのものの在り方や
CREWに望むことなどを時間の許す限りお話しいただきました。

その中のフレーズです。

「普段と違うことをやろう。非日常にでていくことにより自信が持てる。
自分の居心地の良い場所から出てチャレンジしよう。」

出雲社長、本当に本当にありがとうございました。

 

3月30日(水)

3月26日(土)からスタートした石垣島研修もいよいよ最終日です。
今日は大雨。石垣島からCREWに向けて、別れの涙雨でしょうか?
有意義な経験をすることができた石垣島に感謝です。

石垣島空港を発った飛行機は羽田空港に着き、各自自宅に戻りました。

様々な経験とともに反省すべきこともあった今回の研修。
CREWの皆さんにとって何が一番心に残ったでしょうか?
振り返りをすることで、さらなる成長の糧にしてください。

それでは、See you next month!!