平成から令和に変わった2019年も残すところわずかとなりました。
そんな中12月22日(日)、長野市で第6期「ながの視察団 平成の咸臨丸」の修了式が行われました。
第6期生は前回より2名増え、男性9名、女性3名の計12名。2018年8月に結成式をおこない2019年12月の本日まで約1年半の研修を無事終了し、12名の研修生は研修が終了してしまう寂しさを感じながらも晴れ晴れとした気分で今日の修了式を迎えたことでしょう。
当日は財団の関係者をはじめ、ご後援いただきました長野県教育委員会様、信濃毎日新聞様、さらに研修生の出身中学の校長先生方、咸臨丸の先輩、ご家族の皆様にもご参加いただきました。
「ながの視察団 平成の咸臨丸」プログラムの目標は、研修生が、卓越した国家経営者つまりは将来の総理大臣になること、日本のリーダーになることです。そのために、毎月1回の研修、さらに春休みにはアメリカ合衆国、夏休みにはフィンランド・スウェーデンの海外視察研修を実施。また国内でも、京都大学iPS細胞研究所や島津製作所の訪問視察、読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎様の講義やBritish School in Tokyoでの授業参加などのさまざまな経験を通じ、数多くのことを学んできました。
修了式では、最初に渡邉一正財団理事長のご挨拶のあと、財団事務局より研修プログラムの説明を行ないました。
そのあとは研修生の発表です。8月の研修時に「今の日本で問題だと感じることとその対応策」に関して課題討議を行いました。様々な問題点があがりました。その後のフィンランド・スウェーデンの研修から帰国後、北欧研修での経験も踏まえ、4つのテーマに絞り、それぞれのチームで対策を考えに考えぬきました。そして本日提言という形でプレゼンテーションを行います。
4つのテーマは、政治、教育、環境、地方格差です。
現状をデータでとらえ、データからの課題に対する対応策を、柔軟なアイディアをもとに提言という形でのプレゼンテーションでした。すぐに実現できる提言ではないかもしれませんが、「ながの視察団 平成の咸臨丸」を修了するにあたり、貴重な課題討議を経験できたという感想が多くありました。
休憩のあとは、12名の研修生ひとりひとりがこの1年半の研修から学んだこと、将来どのように活かしていくかという自分の目標を決意表明として発表しました。咸臨丸の研修は終了してしまいますが、ここからがスタートだという決意を全員から感じました。
ご来賓の皆様、出身中学校の校長先生方、
先輩の皆さん、そして財団関連者からも素晴らしい感想と
エールをいただきました。その言葉は、研修生一人ひとりの
大きな励みとなることでしょう。
最後は全員で記念撮影を行い、修了式は終了いたしました。
これで第6期「ながの視察団 平成の咸臨丸」の12名の研修生の皆さんはめでたく卒業されました。スタッフの一人として皆さんとお別れするのは大変名残り惜しいのですが、この1年半皆さんの成長を見守ることができたこと大変うれしく思います。研修自体は終了してしまいましたが、この研修の経験から学んだことを、それぞれの進む道で活かしてください。咸臨丸の精神を維持し、卓越したリーダーを目指してください。そしてご自身の夢に向かい、高い志をもって進んでください。皆さんの人生は、スタートしたばかりです。今後の皆さんのご活躍を楽しみにしています。
最後にご後援してくださいました長野県教育委員会様、信濃毎日新聞社様ありがとうございました。
そして何より研修生のご家族の皆さま、ご協力ご支援、本当にありがとうございました。