第五期 平成の咸臨丸 第7回研修会が行われました

(2017.02.04)

今回は東京研修。朝早く家を出て、無事、東京に着きました。

 

東京研修の場所は、JR東京駅丸の内口から約1分のJPタワー2階のインターメディアティク(IMT)・アカデミアです。
JPタワーとは、旧東京中央郵便局跡に建てられた、商業施設「KITTE」(キッテ)や東京中央郵便局からなる複合施設。
そしてインターメディアティクとは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の協働運営による公共施設です。
今回は、その中のアカデミアというスペースで、東京大学総合研究博物館と財団の主催により、東京研修プログラムが実現しました。
さらに今回は財団が後援している「起業家育成プロジェクト」の横浜の中学生も一緒です。

 

第1部は、物理学者、東京大学特別栄誉教授、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章先生のご講演。
先生は「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」により、2015年にノーベル物理学賞を受賞されています。

演題は「神岡での研究のこれまでとこれから」

梶田先生のご講演の内容は、とても高度でしたが、皆が理解できるようにわかりやすい言葉で丁寧に説明してくださいました。
事前学習の成果もあり、質問も多数出ました。中にはドッキリするような質問もありました。

ご講演後、サインを求める研修生ににこやかに対応してくださり、
ノーベル賞を受賞された世界的な科学者にもかかわらず、親しみやすいお人柄もとても尊敬できました。

研修生にとって、この偉大なる研究者との出会いは心躍る、ワクワク・ドキドキするものであったようです。
これから社会でさまざまな経験を積み重ねることにより、 今回の機会がどれだけ稀有で貴重なものであったかと、さらに実感していくでしょう。

 

第2部は、インターメディアティク内のアカデミックツアー。
学生ボランティアの皆さんの主導のもと、長野・横浜の中学生がグループに分かれ見学しました。
こちらも活気にあふれた内容であったようです。

大変充実した時間が過ごせた東京研修でした。